PC-A から PC-B 宛に通信する際に、PC-A での宛先 IP アドレスを 10.10.1.100 とし、Palo Alto で宛先 IP アドレスを 10.11.1.254 に変換させるよう設定します。
宛先NATの設定手順
NAT ルールを設定する
セキュリティポリシーを設定する
NAT ルールの設定
NAT ルールの追加は [Policies → NAT] 画面の [追加] から行います。
以下の NAT ポリシールール設定画面が表示されます。
まず全般タブでは以下の項目を設定します。
名前: 任意の NAT ルール名を入力します
内容: 説明文を設定したい場合は入力します
タグ: タグを指定したい場合は指定します
NAT タイプ: ipv4 とします
次に [元のパケット] タブでは以下の項目を設定します。
送信元ゾーン: NAT 対象通信の送信元ゾーンを指定します
宛先ゾーン: NAT 対象通信の宛先ゾーンを指定します(変換前の宛先で考える)
例では、変換前の宛先である 10.10.1.100 に基づき trust ゾーンとなる
宛先インターフェース: NAT 対象通信の宛先インターフェースを指定します
サービス: NAT 対象通信のサービスを指定します(変換前のもの)
送信元アドレス: NAT 対象通信の送信元アドレスを指定します(変換前のもの)
宛先アドレス: NAT 対象通信の宛先アドレスを指定します(変換前のもの)
例では、変換前の宛先である 10.10.1.100/32 のアドレスオブジェクトを設定
最後に [変換済みパケット] タブで以下の項目を設定します。
送信元アドレスの変換
変換タイプ: None とします
宛先アドレスの変換
変換タイプ: スタティック IP とします
変換後アドレス: 変換後の宛先アドレスを指定します
例では、変換後の宛先である 10.11.1.254/32 のアドレスオブジェクトを指定
変換済みポート: 宛先ポートを変換する場合のみ、変換後の宛先ポートを指定
CLI でこれらの設定をする場合は以下コマンドです。
set rulebase nat rules NAT_Rule_01 destination-translation translated-address Addr_10.11.1.254_32
set rulebase nat rules NAT_Rule_01 to trust
set rulebase nat rules NAT_Rule_01 from trust
set rulebase nat rules NAT_Rule_01 source any
set rulebase nat rules NAT_Rule_01 destination Addr_10.10.1.100_32
set rulebase nat rules NAT_Rule_01 service any
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